大きな地震が起きた時は、慣れ親しんだ家具も凶器となります。地震から身を守りたいと思った時はどうしても建物の耐震性・強度などに意識が向いてしまいますが、家具の転倒にも注意しなければなりません。家具を倒れないように対策するためには「固定」するのが一番安全です。固定する時はL型金具や木ネジを使い、柱、間柱、胴縁等に固定しましょう。
また、インテリアは置き場所にも注意が必要です。人が寝ている近くに置いていると、深夜に地震が起きた時に下敷きになってしまう可能性があります。火器の周辺や避難の妨げになるような場所に置くのもよくありません。そして、高齢者や子供、ペットの近くなどには、なるべく大きめの家具を置かないようにしましょう。地震はいつ起きるかわかりません。家具による地震対策が不完全ならば、できるだけ早く対策することが大切です。